機動戦士ガンダムSEED DESTINY #27

PHASE−27 「届かぬ想い」

★★☆☆☆

 うーん…進まないなぁ。何か起きているようで起こっていない、なんだか中身の薄い回でした。ただただ議長が黒かったです(笑)
 そんな種デス27話。細かいツッコミは脚注で補足。
 エターナル復活。気になるのは、乗っていた兵がザフトの服を着ていた事。
 えーっと…脱走兵? それともザフトの地下組織? そんな人たち連れてプラントに行っちゃっていいの? ……と思いましたが、エターナルで戻ろうって事自体、いやいや、それ以前にシャトルを奪った事自体目立ちまくりな訳ですから、今さらそんな事はささいな問題ですよね、ラクス様。
「だが、奴らが離れたというのは幸いか…。ラクス・クライン…そして、キラ・ヤマト
 真っ黒だよ議長ぉー!! 超悪人顔だよぉー!! 本気でキラとラクスを潰しに掛かる気ですな? これからどう動いてくれるのか楽しみです。
 ジブリールにお叱りを受けるネオ。小さい魚が入っているオブジェは、ステラの事を想ってなのかな?
 ここでデストロイが本編初お目見え。しかしこのデータは議長も目にしています。連合のデータはザフトに完全流出? それともデストロイの設計自体に議長が絡んでいるのか? なんにせよ、真っ黒だぜ議長!
 でも私は信じてるよ。議長は本当に世界を平和に導きたいと思っているんだよね? ただその手段が著しく間違っていて限りなく黒いだけで、決して世界滅亡とかを望んでいる訳ではないんだよね? …うんって言ってよ議長ぉー!(泣)
 そんな夕日が暮れる頃、ミネルバはガイアを回収。*1 アウルとスティングは楽しそうに1on1。でもそこにステラの姿はなくて…彼女は医務室で苦しんでいる。最適化が必要なんだけど、当然ミネルバにはそんな設備がない訳で。「まもる…」と呟くステラが痛々しかったです。
 そして今週やっとルナマリアのストーカー疑惑が解消。ストーカーならぬ、スパイだった訳ですね。あーよかった(笑)
 けれど、ミーアに関する事は言い出せない様子。当然でしょう、議長の根底を覆しちゃうような事なんですから。ルナマリアも重いものを背負ってしまいましたねぇ…。
「今回に関しては、目的は恐らくアークエンジェルの事だけよ」
 ちょっと引っかかる言い方。多分タリアも議長に命令されて指示したのでしょう。*2
 場所は変わってAAへ。キラがミリアリアを連れて帰還。*3 「あたしのやる事にああだこうだ文句言う男なんて、こっちから振ってやるんだから」で嫌な予感はしたんです。
「元気? エルスマンとは?」
「振っちゃった☆」

 ええ、ちょっとそんな明るく! なんですか、つまり告られたって事ですか。そんで付き合ったって事ですか。でもああだこうだ文句言われて別れてやったって事ですか。
 ディアッカよ…(泣) 今回のタイトル『届かない想い』とはこの事だったのか?!(違)
 でもこれくらいの理由なら、最終回までには修復しそうですね。どっかの議長信者ととんでも姫と違って軽くていいなぁ…。てか、この年齢の男女のお付き合いなんて、そのくらいが普通ですよ。
「なーんか大事な事、忘れてる気がするんだけどなぁ…」
 出撃前、アウルがぽつりと漏らす。記憶が消されてしまった事は悲しいけれど、それでもアウルが違和感を感じてくれたのは嬉しかったです。オクレ兄さんじゃなくてアウルってのがちょっと意外だったけど。
 でもって戦闘開始。ネオ曰く「弔い合戦」。やっぱりネオにとってステラは、自分の子供のような大切な存在だったのかなぁ…。
 ミネルバからはシンとアスランが出撃。ブラストインパルスガンダム久しぶり!*4 でもセイバーVSカオスは、正直もう飽きたかな…。
 AAも、鶴の一声ならぬキラの一声で出撃を決定。
ラクスも言ってただろ。まず決める、そしてやり通す」
「キラ… (お前女湯盗み聞きしてたのかよ、この変態!)」
「どいて。あなたには、他にやる事があるでしょう? (せっかくラクスがいなくなったのに、あんたなんかに座られてちゃ困るのよ!) ここには私が座る」

 とか内心思っていたかどうかは知りませんが、とにかくキラとカガリは出撃。けれどカガリさん、前回と状況はまったく変わっていませんよ? また「戦争はやめろ」と叫ぶだけなのでしょうか。
 それに、ミリィがAAに戻ってくれたのは嬉しいですが、せっかくのジャーナリストという設定が生かされないままでしたね。残念…。
 そんじゃ最後に一言!
 アビスは水中潜れるんだから、インパルスなんかよりミネルバ狙った方がいいと思うよ。以上!

*1:あれ? 先週回収し終わったんじゃないんだ…。

*2:しかし「今回に関しては」って…つまり前回もあったって事? さらに次回もあるって事? 議長よ…。

*3:一応つっこんでおく。どこで回収したんだ?

*4:てか、水面走れるくらいなら、もっと出番があってもいいと思うのだが。