ノエイン もうひとりの君へ #22

第22話 「ミライヘ」

★★★★

 ノエインさんが見せた「不幸な未来」はうつのみやワールドだった。
 起こりうる可能性の未来とはいえ、悲惨だったなぁ…。祖母を亡くして不良化し、喧嘩で左目を失明するイサミ。イジメにあって心を病むミホ。*1 脚を切断することになり、自殺を図ろうとするアイ。しかしハルカの声が届き、ユウとアトリが三人を救う。アイに訴えかけるイサミ、思わず涙してしまいました。最終回手前で泣くなんて、マイメロに続いて二回目だ…。
 ノエインさんがとうとう自分がシャングリラのユウだとカミングアウト。ハルカの死に打ち勝つことができなかったのだよ! って、そんなヘタレなことを堂々と宣言されても…。シャングリラはそんなヘタレノエインの壮大な現実逃避世界なのだろうか。
 疑問に思ったこと。
 ユウが時空を超えられたのには納得できる気がする。死と再生を経験したのがその原因だろう…てか、そのおかげでラクリマからシャングリラへ来たのだし。でもアトリがミホを救えたのはなぜ? 別の時空の住人だから、ノエインの見せた「不幸な未来」には飲み込まれなかったのだろうか。
 未来はラクリマとシャングリラのふたつに収束しているらしいけど、どの段階でふたつになったのかが気になる。17歳のイサミがフクロウと同じように左目に傷を負ったから、ラクリマに収束したのはそのあとなんだろうけど…。でも「不幸な未来」は、ノエインがハルカを引き込むために作り出したもっとも最悪な可能性だから、あれが現実に起こるとは限らないんだろう…たぶん。
 ちょっと混乱してきた。アリスとボブ助けてー。

*1:でもミホがイジメにあうのにはなんとなく納得…。