涼宮ハルヒの憂鬱 #04

第4話 「涼宮ハルヒの退屈

★★★★

 一樹ばりにニヤケ笑いが止まらねぇ…。
 原作未読者を惹きつけてるのか置いてけぼりにしてるのかよくわからないまま原作でいうところの7話・野球大会編。一樹がいることもそうだけど、嫌がっていたみくるが自然にナースやらメイドコスしてお茶汲みしてるあたりからも、時間経過とSOS団が馴染んでいる様子が窺える。
 野球部員がみくるのパンチラズサーとかやってる間に試合当日。ハルヒが一発目から長打をかまし鶴屋さんたちは驚いているのにSOS団はさも当然のように無反応だったり、みくるの髪をポニーテールにしようとするもキョンの顔を見てむっとしてやめたり、細かいところまでちゃんと描写されているのが嬉しい。傍若無人に振舞っていたかと思えば、最後はちゃんとキョンの意見を聞き入れるハルヒ。いいなぁ…(*´∀`*) でもみくるの耳をはむはむするハルヒの図が一番インパクトでかかった。
 それにしても、キョンがマウンドに立った瞬間、呼吸を止めて一秒なBGMが流れ出した時には吹いたよ。ハルヒのわかりやすすぎるスクイズのサイン*1や、ホーミングモードバットで打った時のキョンの「すごい飛んでる!」発言も笑った。「さっきの話の続きですが」「顔近いぞ。なんだ」とか、細かいやり取りがツボってか萌え…。
 一樹曰く「ハルヒが望んだからキョンが4番になった」らしく、ハルヒになんらかの力があることを匂わせたり、有希がバットに細工をして超人的なところを見せたり、先に答えを見せて逆にそれを伏線にする構成か。『憂鬱』ですべてが明らかになった時、そういうことか! と思わせれば成功ですな。
 作画は今週もすごいかった。ワンカットだけの動きまで超細かいし、背景も球場とか実写みたい。説明不足で不親切さはあるものの、野球コメディとして面白かったのでこれはこれで。

*1:ここ動きがすごい上にしつこいくらい流し続けてじわじわ笑えてくる。最後なんか超高速になって腹いてぇ。