雛見沢村で起こった一連の事件
１．ダム現場のバラバラ殺人
死亡：現場監督 （暴行→殺害、遺体を切断・遺棄）
行方不明：主犯格 （鬼ヶ淵沼で溺死？）
犯人：建設作業員６人
- 動機は「酒盛りをとがめられ口論になり、カッとなって殺した」などと供述しているが、それぞれの自供に食い違いが多い。
- 主犯格が遺体を切断し、隠蔽する事を提案。１人１人に自らの手で切断させた。
- 主犯格は沼近くに乗用車を乗り捨て行方不明に。沼に右腕を捨てると言っていた。右腕は今も見つからないまま。
これは普通の殺人事件で、オヤシロさまの祟りに見せかける気はなかったと思われる。条件が祟りのルール（生贄・鬼隠し）と一致していたため、それ以後の事件もルールをなぞり、この事件も祟りであったかのように見せかけた。
そもそも行方不明の作業員が本当に主犯だったのか？ すでに殺されている可能性もある。
身体を６つに切断というと、普通に考えて、頭・右腕・左腕・右脚・左脚・胴体だろう。切断箇所は５つ。「１人１人に自らの手で切断させた」という事は、主犯格の男は切断作業をしていないという事になる。しかしリーダーが持ち去ったパーツが、頭でも胴体でもなく、どうして「右腕」なのか？ なぜ未だに見つからないのか？
→右腕にはなんらかの証拠のようなものがあるのでは？ （もちろん深い意味なんてまったくないのかもしれませんけどね）
２．ダム推進派の夫婦の転落事故
死亡：夫 （渓流へ落下）
行方不明：妻 （同上）
原因：展望台の柵が壊れた（老朽化？）
- 沙都子の両親。現場には沙都子もいた。
これが本当に事故なのか、それとも祟りに見せかけた殺人なのかは不明。ただ夫婦がダム建設の誘致派だった事を考えれば、反対派による見せしめ的な犯行の可能性は高い。綿流しの日に旅行、というのも気になる。
３．古手神社の神主の病死
死亡：神主 （急死）
行方不明：妻 （遺書、鬼ヶ淵沼で自殺？）
原因：過労？ 妻はオヤシロ様の怒りを鎮めるため？
- 梨花の両親。
神主は本当にただの病死だったのか？ オヤシロさまを奉る立場にあるのに、ダム建設に反対しなかったため、２と同じく見せしめに殺された可能性も。
もしくは神主は本当に病死で、それを利用し、妻を行方不明にする事で祟りに見せかけた。遺書は書かせられたか、他人が書いたもの。自殺ではなく他殺？
４．夫婦殺人事件
死亡：主婦 （撲殺）
行方不明：北条悟史 （転校？）
犯人：面白がって祟りを再現した異常者 （拘置所内で死亡）
- 被害者の一家は２の夫の弟一家。殺されたのは、沙都子が当時預けられていた義理の叔母。その後弟（夫）は引っ越す。
- 悟史は沙都子の実兄。
本当に異常者の殺人だとしたら、ダム建設やオヤシロさまの祟りとはまったく関係のない事件。逆にそうでないとしたら、異常者は真犯人によってでっち上げられた。どちらにせよ、スプーンを喉に詰まらせて窒息死、というのは不自然。やはり後者が有力か。
しかし、ダム計画凍結後も祟りを起こす必要があったのか？ 祟りに見せかけるのなら、犯人がいるのはおかしい。推進派と血縁関係だったというだけで、祟りの対象になるのか？
レナの口振りから、悟史が行方不明になったor死んだように受け取れるが、もしかしたら本当に転校しただけなのかもしれない。となると行方不明になる前の奇行は？
５．富竹ジロウの死
死亡：富竹ジロウ （暴行→自分の喉をかきむしって自殺？）
行方不明：鷹野三四
犯人：複数（４人以上？）
- 極度の興奮状態だった。角材を振り回していた。→犯人を殴った形跡はなし。
- 自転車は現場から300メートル離れた林道脇に放置。
- 「富竹ジロウ」はペンネーム。彼の生活圏にはそんな名前の人物は存在していない。
- 鷹野三四は入江診療所の看護婦。
真っ先に思った事は、死体が本当に圭一の知っている「富竹ジロウ」だったのか、という事。（圭一の発言に、「寝ぼけた、感情のない顔」「身近な友人でもそれと判るまい」とあるため） しかしTIPS「犯人は４人以上？」で彼の立ち絵が出るため、それは間違いない様子。
同様に行方不明の女性・鷹野三四と、綿流しで出会った女性がが同一人物かも疑問だったが、こちらもどうやら間違いない様子。（「女の人」「豊竹さんの連れ」としか表現されていなかったので） しかし彼女の生死は不明。生きていたとすれば、有力な容疑者候補となる。
豊竹の死に関しては謎が多いが、まずどうして殺されたのか。これはダム建設に関わる事ではなく、一連の事件に関する「何か」を知ってしまったからだと思われる。近年雛見沢を訪れていたのも、写真を撮る他にも理由があったからなのでは？
次に死因。これは正直サッパリですな・・・。自殺なのか他殺なのか。自殺だとしたら、なぜ自分の喉をかきむしるなどという異常な行為に？
→薬物中毒？ しかし遺体から薬物は検出されていない。
これが1番可能性が高いでしょうが、私はあまり肯定したくありません。中毒症状が出たとしても、こんな異常な行動で自殺させ、さらに体内に残らないなんて、そんな都合のいい薬があってたまるか。
気になるのは死体から離れた場所に放置された自転車。暴行された犯人から逃げるためなら、途中で乗り捨てたりはしないだろう。何者かが移動させた？ それとも死体を移動させた？ だとしたら、何のために？ ついでに、角材はそう都合よく道端に置いてあるものなのか？
