機動戦士ガンダムSEED DESTINY #21〜23

PHASE−21 「さまよう眸」

★★★☆☆

 さて、本腰入れて感想です。しかし21、22話は今さら〜って感がなきにしもあらずなので、さらっと。まずは21話。シンとステラのラブコメの回ですね。(違うよ)
 えーと。冒頭にアスランのダメダメっぷりがありつつ(ホント鈍すぎ)、ハイネが結構喋ってくれました。……が、あり? てっきりクールキャラかと思いきや、随分軽い性格でしたね。ああもう、そのキャラ付けがすでに死亡フラグ立ててんだってーの。
 しかしアスランルナマリアに言い訳をするなよ。余計話がこじれるじゃないか。ってか、あんた公にはラクス(ミーア)と婚約してんだから、言い訳する方がおかしいんだって! ……こうしてアスランはまた、駄目キャラへと成長して行くのでありました。
 余談ですが、色恋沙汰(特にアスラン関連)になると流れるリリカルなBGM、非常に気に障ります。やめてくれ。
 後半。メインのシンとステラのラブコメ(だから違うって)ですね。
 崖っぷちでクルクル→海にドボーンなステラにブロックワード「死」を発して引っ掻かれつつ「俺が守るから!」となだめて助けるシン。ステラは戦い以外の面では本当に幼いですね。でも妹を求めるシンとはいい組み合わせなのかも? 「僕」と言いかけて「俺」と言い直すあたり、お年頃な感じがして微笑ましい(笑)
 別れ際、「シン、ステラ守るって……」 の台詞が切なかったです。桑島さぁん!!(そっちか)
 アスランは連合3人の事を覚えていたようですが、シンはラッキースケベの件は忘却の彼方のようです。あんたあんな衝撃的な出会いを忘れてるなんて……! 今後シンとステラが戦場で顔を合わせた時、どういう展開になるのかが見所ですね。

PHASE−22 「蒼天の剣」

★★★☆☆

 タイトルが「PHASE−21 蒼天の剣」と間違っているあたり、現場の大変さを窺えた回。20話が急遽作られた総集編だったってのは本当らしいな……。こちらもまぁ、さらっと。
 ハイネ。喋くり倒します。お前……声も浮いてるがキャラも浮いてるよ!! そして少し行動を慎め! 不用意に喋るんじゃない! アスランに説法を説くな! すべて死亡フラグですからそれ!
 頼むから自ら死期を早めないで下さい。 マジで。
 ……まぁこんな全視聴者の警告虚しく、次回ハイネは……なんですが。
 ユウナ22歳。*1 ゲロ吐きました。はいあだ名決定! お前今回からキモユウナ改めゲロユウナな!(小学生かおのれは) 降格降格。
 まぁ総司令官のお坊ちゃんが荒波逆巻く前線に出てきたんじゃ、ゲロの1つも吐くと思うよ。仕方ないって元気だしなよ! 今度からは酔い止め持って来ようネ☆(と、今まで散々言ってきた分励ましてみる)
 がしかし前言撤回。てめぇウインクなんぞしてんじゃねぇぇぇ!! こんのゲロユウナがぁぁぁ!!!(お食事中の方申し訳ありません)
 トダカ一佐も萎え萎えです。思ったんだが、トダカさんってめちゃくちゃ美形だ。ぜひ若い頃のお顔を拝みたい。
 そんなこんなで真打ち登場ーーー!!!
 キラです。なんだこの登場の仕方は。またあなたはシンの出番を奪いに来た訳ですか?(キラ好きだし何より保志ファンだけど、そろそろキラは出番を控えた方がいいと思う……が、彼をラスボスに位置づけるならそれも仕方がないか。不憫だなぁシン。23話を見てとことんそう思う)

PHASE−23 「戦火の蔭」

★★☆☆☆

 さて……色々と問題ありのこの回ですな。キラファンとしてはちょっとツライものがあるのですが、私はキラファン以前に一アニメレビュアーですから!*2 そこは心を鬼にして! 感想書かせて頂きます。
 どうやらAAの全権はキラにあるよう。カガリもすっかりキラに説き伏されてしまったようです。
 「それを認めちゃったのはカガリでしょう」
 「あの時のカガリにこれが止められたとは思えない」
 「今のカガリさんには、あの時見えなかったものがお見えになってらっしゃると思いますわ」
 上からキラ・キララクス。
 うん……いや、なんで君たちそんな上から物を言ってる訳? いかにも自分なら認めなかった、止められた、あの時にすでに見えていた的な言い方ですけど、実際あんたら何もしなかった訳じゃないですか。
 コーヒー片手に談話して、決断はすべてカガリに任せて、それでそれが駄目だったらカガリを責める訳ですか? カガリをさらったのはそんな事をするためだったの? 無責任にもほどがある。
 「この戦闘、できる事なら私は止めたい! オーブはこんな戦いに参加してはいけない!」
 少なくとも、カガリは自分でそう決断した。もちろん今さら戦場に出て呼びかけても、当然誰も耳を貸してはくれないのですが。それでも自ら決断して行動に移しただけ偉いと思う。
 まぁでもカガリもだいぶ問題ありなのですけどね。どこの所属かもはっきりしない艦に乗って、「私がオーブの代表だ」だもんなぁ。
 「まさか本当に戦争を止めたいだけなんて、そういう馬鹿な話じゃないでしょうね」
 そのまさかです。馬鹿っつーか、この期に及んでとんだ理想論ですな。今さらはい止めますなんていく訳がないんだし。ゲロユウナ、今回のお前の言葉は正しい。ゲロだけど……。(たびたびお食事中の方すんません)
 しかしキラは神の域だな。もはや種割れすら自由自在。(しかしこの時の種、おかしくありませんでした? 緑だったような……キラのは紫だったはず。瞳の色と同じだから)
 戦闘面で成長したシンも、一撃でアームを切り落とされて終了。畳み掛けるようにフレッツのCMでの「僕の出番がなくなるじゃないかぁっ!」 発言。まったくもってその通りで泣かせる……。
 そして触れなきゃならないこの話題。ハイネ殉職。
 マジ早! ものの見事に死亡要員だった訳で……。だから言ったのに、死亡フラグ立てんなって。せっかくなので、少し彼の動きを追ってみましょう。
 ハイネVSステラ。ヒートロッドでガイアを絡め取り、そして名言。
 ザクとは違うんだよ、ザクとは!」
 おま……ッ! やめとけってそんな名台詞! 死に際に一花咲かせてみせましょうって感じだから!
 で、フェイスだろうがなんだろうが、種割れキラ様には敵わない訳で。乱入したフリーダムはガイアを軽くあしらい、グフもロッドごとアームを切り落とします。フリーダムに飛び掛ろうとするグフ。しかし同じく斬り掛かろうとしていたガイアに気づかず、「邪魔だぁぁぁーー!!」 と一刀両断に。ハイネ、爆死。アスランの叫びと共に大空に浮かぶハイネ。
 すまん……不謹慎にも吹き出してしまった。マジすまん。
 以上、ハイネ・ヴェステンフルスの最期でした。成仏してくれ……。
 しかしアスラン、キラが現れてからずっと回線を開こうと躍起になってましたが……待てお前。なんでキラなんだ。カガリじゃないのか、カガリじゃ。ずっと気になってたんだろ? 分からん奴だなぁ……。
 アスラン、目の前でハイネに死なれて怒りに震えていましたが、キラ悪くないよ! と言ってあげたい。でもそう言い切れないのが心苦しい……。しかし元を正せば君にだって落度はあるだろう? カガリはキラに任せておけば大丈夫だろうって、放っておいたのはあなたなんだから。本当に気になるなら、ミネルバだろうがフェイスだろうが、全部放り出してカガリの所に行けばよかったじゃないですか。
 ……いや、立場もあるし、そもそも居場所が分かっていなかったんだから、仕方のない事なんだけどさ。それでもそういう男らしいところも見せて欲しかった訳で。
 今回でAAの立場がますます微妙になりましたね。これはあれか? AAを悪役(シンと敵対する役)に仕立て上げるためなのか?
 しかし種デスは口ばっかりの人が多くていやんな感じですな。そして虎さん、やっぱりそのメットやめた方がいいよ……!(笑)

*1:ですって。ビックリ。じゃあ何歳だと思ってたんだって言われると、それはそれで困るんですが。

*2:だがそれ以前に保志ファンでもあります。