クライモリ
引き続きDVD鑑賞。今日はこれ。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/04/22
- メディア: DVD
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「帰れるのは、悲鳴だけ。」 というキャッチコピーが気になっていた映画。
内容は、人里離れた森の中で立ち往生してしまった男女6人が、殺人鬼に襲われ逃げ惑う様を描いたスプラッタ・ホラー。とはいえ殺人鬼の正体は冒頭で明かされてしまうし、それよりも主人公たちが森から逃げ出す事に重点が置かれているので、サバイバル物と言った方が近いかもしれません。
この手の作品としてはまさしく王道。特に目新しい要素はありませんが、ホラーにおけるお約束をきちんと押さえています。誰がどのタイミングで死ぬかも非常に分かりやすいし、ここで後ろからガバッと…と思った時にガバッときてくれます。そういう意味では期待を裏切らない作り(笑) 綺麗どころが3人もいるのに、お色気シーンが1回もなかったのが唯一意外だったかな。
で、肝心の怖いかどうかなんですが…私的には「怖くない」。
血や惨殺シーンは怖いんじゃなくて「グロい」んだと思うし、殺人鬼が現れてビクッとするのは「驚き」だと思います。それにこの映画はサバイバル物なので、怖さよりもハラハラ・ドキドキ感の方が強いです。あと殺人鬼・マウンテンマンの造形が、『ロード・オブ・ザ・リング』のオークに激似だったため、余計に怖く感じられなかったのかも(笑)
ストーリーは無駄がなくテンポよく進むので、なかなか楽しめる作品でした。主人公・ヒロインともに男前な性格なのもイイ!
それから、『クライモリ』という邦題のつけ方もよさげです。原題は『WRONG TURN』で「間違った道」なのですが、『クライモリ』で「暗い」と「CRY」を掛けてるのがなかなか。それで「帰れるのは、悲鳴だけ。」なんですね、なるほど。