機動戦士ガンダムSEED DESTINY #28・29
PHASE−28 「残る命 散る命」
★★☆☆☆
1週遅れですが感想を。
作画・演出ともに非常に気合が入っていたのですが、内容が内容だけに…。まぁ各キャラごとさらっと。(書けるかどうか)
■残る命
【シン】
まさに鬼神の如き活躍。種割れした状態とはいえ、キラの攻撃を避けました! そして何より、妹萌え意外で種割れした!(笑)
「なんであんたは、そんな綺麗事をいつまでも!」
「お前も…ふざけるなぁーーーッ!」
等、主人公らしからぬ台詞が多々ありましたが、この怒りがシンらしくてよかったです。このままダークヒーロー路線でいってくれていいんじゃないでしょうか。さすがにあの表情はすごかったですが…。
あの時タケミカズチに乗っていたのが、トダカだったと知る時はくるのでしょうか。その時、シンは何を思うのかな…。
【キラ】
今回はこの人が姉萌えで種割れ!(笑) しかし相変わらずの自論を展開してくれちゃって…。いや、カガリのために戦うのなら、それはそれでいいんです。でも、だったらなぜミネルバを助けるの? オーブ軍を攻撃するの? 種割れしてまでアスランを斬るの? あなたそれ、戦場をかき乱しるだけですから! 残念!!
「カガリが泣いているから」って、その原因を作ってるのは、割りとキラ本人だったりするような気もするのですが…。そもそもカガリを攫ったりしていなければ、だいぶ違う展開になっていたと思うんだけどなぁ。それから、ミネルバピンチ!→フリーダム乱入の演出はそろそろ飽きました。
って言うかもう、保志さんにこんな役をやらせないでくれ! 私に保志キャラの批判をさせないでくれ! キラ風に言うと、「(批判的な事を)書きたくない……書かせないで」 種のキラとは別人だよぉー!(泣) ←これが1番の本心。
【アスラン】
お前もそろそろ種割れしろ!
相変わらずカガリの事を出されると弱いアスランさんですが、1番手っ取り早い方法は、キラと友達やめるだと思うのですが、どうだろう。お互い友達を殺し合って、さらに婚約者まで奪われてるのに、それでもなお親友でいられる2人はすごいと思う。…つか、ホントに親友? この際きっぱり縁を切って、一思いにキラを倒し、連合を倒し、カガリを取り返せばいいじゃないか。ダメ? 条約違反の機体に乗ってる奴と親友して、オーブの姫と付き合って、平和を取り戻すために戦うのは難しいと思うよ。
【カガリ】
お前もそろそろ学習しろ!
なんですか姫、前回からまったく進歩がないじゃないですか。いい加減気づきましょう。戦場で何を叫んだって無駄なんです。(て言うか、なんで戦乱のさなかに主張し始めるんだろう…。せめて戦いが始まる前に叫びましょう)
オーブの現状がカガリのせいだと言われるのは仕方のない事です。上に立つ者は責任を負うのが仕事みたいなもんなんですから。若くて、それも女の子だからってのは、言い訳にはなりませんよ。
【ルナマリア】
赤ザク大破。これでいよいよ乗換えか? しかし、やっぱり今回もルナマリアの攻撃は当たらないのですね…(泣)
■散る命
【アウル】
>私の予想としては……ズバリアウル!
勝手に予想で言っていた事が見事的中した訳で…。それにしたって酷い扱いでした。このタイミングでアウルが死ぬ意味ってなんだろう。彼の死を哀しむスティングやネオはまったく描かれていませんでしたし。ホントに突然、あっと言う間の出来事でした。結局「お母さん」にも触れられずしまいだったし…。酷すぎる。
【トダカ一佐】
今回の主人公、と言っても過言ではないでしょう。壮絶な最期でした。自分1人が全責任を負って、部下を巻き込もうとしないところがすごくカッコいい。ただ最後の一言、
「想いを同じくする者を集めて、アークエンジェルへ行け!」
これさえなければ。ダメだ、あの艦はダメだ!
しかし2年前の回想シーンとED曲がかかるタイミングは絶妙でした。くそぅ、肝心の内容はダメダメなくせに、こういう演出だけは上手いんだもんなぁ…。
アウルの扱いの悪さと、MSが大量に破壊されていく様子に後味の悪さを覚えた回でした。赤ザクもセイバーもカオスも、乗り換えるために破壊されたんじゃないのか…?
PHASE−29 「FATES」
内容がないよう。(死)
種デスお得意の総集編。えーと、これで何度目だったっけ? でも大丈夫。また総集編か! なんて文句は言いませんから。もう諦めたから…。
しかし総集編をやるたびに種の割合が多くなっていますね。なんですか? 今後は旧キャラを重点において展開していくという事を、暗に示しているのですか? それとも、まことしやかに噂されている「主人公交代説」は本当だという事なのですか?
という訳で、今回の見所は、種キラ・萌えタリア・ショタレイの3つです(爆)
【種キラ】
種の頃のキラ、今とは大違いですなぁ…。初々しい。可愛らしい。今はダメだ。なんか達観しちゃってて、独自の悟りを開いちゃってるから嫌だ。別人ですよ、もう(泣)
あの頃のキラを返してくれ! 続編だなんて、喜んだ私が馬鹿だった。こんな事になるなら、いっその事旧キャラなんて一切関わらない話にして欲しかった…。
しかし、キラとラクスが出会いから回想されていたのはなんでだろう。議長の回想なのに…。そんなに重要? フレイ様もやたら出張ってたし。ニコルの死亡シーンが入るのは、まぁすでに法則と化してますけど。*1
【萌えタリア】
シリアスな雰囲気なのに、突如挿入される水着タリア(笑)
議長とタリアは、予想に反して割りと純粋なお付き合いをしていたようですね。子供が欲しいと言って議長と別れたタリアさんですが、という事はつまり、彼女は既婚ですでに子供もいるって事?! とてもそんな風には…。それとも、結局子宝に恵まれず破局…なんて事になったのでしょうか。
【ショタレイ】
いやいや、私はショタ属性ではありません。むしろ年上好きです、念のために。
ただ、声を当てていたのが桑島法子さんだったのが気になったもので。ほんの一言だったし、深い意味はないんでしょうけど、「レイとステラは兄妹説」というものも噂されていますからね。今回の件で、その信憑性が少し高まった、と。…いや〜、まさかね(笑)
【議長とクルーゼ】
クルーゼ、すさまじいまでの絶望論ですね。議長も頑張って反論していましたが、なんとなく彼のやりたい事が分かってきたような気がします。
「ならば私が変える…すべてを。戻れぬというなら、初めから正しい道を。
アデニン、グアニン、シトシン、チミン…。己のできる事、己のすべき事…それは自身が1番よく知っているのだから」
つまり、この世界は間違った道を選んでしまった。だからもう一度正しい道を選び直す。そのために…まさか世界滅亡? 滅ぼすの? 滅ぼしちゃうの?(汗)
でも議長は今の世界に絶望しているだけ。コーディネイターやナチュラルに恨みを持っている訳ではなさそうなので、そんな事はしないでしょう。…と、信じたい…。
て言うかさ、こういうのはさ、物語の中に取り入れていくものであって、丸々1話使ってやるような事じゃないんだよね。そのへんもうちょっとなんとかならないのかなぁ、なんて…今さらですかそうですか。