交響詩篇エウレカセブン #09
第9話 「ペーパームーン・シャイン」
★★★★☆
今まであまり焦点が当てられなかったエウレカだったけど、今回は彼女の過去や、心情変化が描かれていてよかった。エウレカさんに対する見方がちょっと変わりました。
エウレカやホランドは元々軍の特殊部隊出身で、命令とあらばどんな事でも行う「軍の犬」だった。あの歳でそんな部隊に所属していたり、ニルヴァーシュを乗りこなしていたり、エウレカはやっぱり普通の人間ではないんだろうな。しきりに「人間」「人間」と口にする辺り、自分がそうでないものである事を暗に示していると言うか。
レントンとエウレカの出会い。それによって変わったのは、レントンだけではなかった。エウレカにも変化があった。でもそれは、自分にとっていいものなのか、悪いものなのか…どちらとも取れるようなエウレカの言葉や表情がなんとも。
“選択の門”。そこで彼らは何を選んだのか。エウレカやホランドは軍を抜け出す事を、レントンはエウレカの力になる事を。もちろん、それだけではないだろうけど。
エウレカやホランドの過去、拾った子供たちの事、きっとこれから描かれていくのでしょう。期待大。前半、理由も言わずホランドに2度も殴られてすごく理不尽な気持ちになったけど、最後にレントンがゲッコーステイトの正式メンバーとして認められて、すごく清々しい気分。カタルシス。
いやー、よかったです。面白かった。