雪の女王 #11

第11話 「赤い靴」

★★★

 一瞬ガラスの仮面の劇中劇を観ているのかと思ってしまいましたよ。
 これは原作が教訓めいたお話で、その上かなりの鬱展開だからなぁ…。でもさすがにカーレンが足を切られるところまではやりませんでしたね。その代わり、代償は父親の命と、離れ離れになってしまった兄弟、というところか。
 カーレンが自分で赤い靴を買うのと、伯爵夫人から与えられるのではだいぶ印象が違ってくると思うけど…。原作は自ら欲望に屈したからこそ、罪の重さもまたひとしおと言うか。
 まぁアニメの場合は、貧しさに負けず、逆境を乗り越えて強くたくましく生きてけ、という事なのでしょう。そしてお葬式を無下にしてはならない。でも、夢を見たくなるカーレンの気持ちも分かる。