蟲師 #14

第十四話 「籠のなか」

★★★★☆

 たけのことそれに囚われた男の話。
 今週も救われなかったな…最後のあれは救いなのかどうか。竹林すべての竹が親であり子であるように、里の村でも大人すべてが親であり、子供たちはみんなの子だったんだろうな。キスケがその家族から見捨てられてしまったように、親であるマガリダケを切り倒してしまったセツも、生きていくことができなくなってしまったんだろうか…。
 自分のせいでキスケを閉じ込めてしまった罪悪感、愛するが故に命の源でもあったまがり竹を切り倒そうとした決断、セツの思いを考えると切ないです。(シャレでなく)
 産声を上げてうごめくたけのこや、自分で這って逃げるまがり竹にはドキッとしてしまった。根元だけ太い白い竹っていうのもインパクトあるなぁ。何より、舞い落ちる笹が素晴らしかったです。