GOSICK
- 作者: 桜庭一樹,武田日向
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2003/12
- メディア: 文庫
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ヴィクトリカの「お人形のような容姿に老婆の声」というのを想像するのにちょっと苦労した。一応ミステリーで、ホラーというかサスペンスっぽい要素もあったんだけど、どちらかと言えばキャラ小説。ヴィクトリカの萌えどころが非常にわかりやすいです。
そんなわけで、肝心のトリックはお粗末な感じ…。最初の占い師殺害トリックなんて一発でわかったし、部屋が変わったのも壁の血文字もわかりやすかったなー。最後の死んだふりなんてかまいたちの夜そのまま。美樹本かよ!
カギカッコの前を句読点で終わらせるのがこの人の文体のようで、始めのうちはちょっと慣れなかった。でも内容共々読みやすかったので、友人に続きをお借りしたいと思います。
ところで、ヴィクトリカのことは可愛いなーと思ったのですが、一弥にはさっぱり萌えられませんでした。もう中学生以下の少年は完全に自分の中では対象外なのだと気づいた。そのうち高校生も駄目になり、最終的にはオヤジ趣味になるんじゃないかと恐ろしくなってくる。