ひぐらしのなく頃に #04

鬼隠し編 其の四 「歪」

★★★★

 鬼隠し編終了。
 今までで一番怖さが出ていたな。レナの「嘘だッ!!」が冴え渡っておりました。追い返すシーンは、ドアで指を切り落としてしまうんじゃないかとゲームでは冷や冷やもの。「あはははははは」は山の中まで追いかけて来たんだけど、やはり尺の都合かカットのようで。ちょっと残念だけど、狂ったような笑いがインパクトでかかったのでOK。「くけけけけけけ」とか、どう表現してくれるのかな。
 ハイスピードだったけど、ポイントは押さえられていたと思う。でもこれだけで真相を突き止めてくださいというのはちょっと無理があるな。「富竹さんと同じ目に」や「監督」についての言及がなかったし、圭一の思考もほとんどカットされていたので、出来事を追うだけで推理する暇がない。ただその分唐突感があって、次回への求心力は強いかも。
 …と、いい方にとらえる自分はつくづく原作厨。
 なんにせよ、全体的な違和感はよく出ていた。雨の中でずっと謝り続けていたのに、次の日学校で普通に挨拶していたり、圭一に責められて泣き出したのに、そのあとお見舞いに来ていたり、レナや魅音の態度にむらがあるのもその一つ。あれは演出ミスではなく、ちゃんと理由があるので大丈夫。
 出番の少ないせいか、大石さんの得体の知れなさも増していた。ゲームだと唯一の味方! と思えて、留守番の時に電話が掛かってきておおいに安堵したものです。(そのあとピンポーン→開けてよ痛いよごめんなさいコンボでガクブル)
 で、切り取られた遺書。これはまだ原作でも持ち去った人が明らかになっていないんだよな。…いないんだよね? ほぼわかってはいますが。ラストはゲームみたいにタイトルがズカボーン(効果音)と出て専用EDになるのかと期待していたのですが、通常どおりでちょっと残念でした。まぁこれは解か最終回でやってくれるでしょう。この調子で綿流し編も頼みます。
 ちょっと追記。
 ずっとゲームとアニメでは怖さの質が違うなーと思っていたのですが、なんとなくわかった。ゲームの方はじわじわ精神的にくる和物ホラー的怖さで、アニメの方はどちらかというとびっくりに近い洋物ホラー的怖さ…だと思う。もちろん一番大きな違いは、文章で読むか映像で見るかですが。個人的にはホラーは邦画が好きです。(訊いてない)