ひぐらしのなく頃に #08

綿流し編 其の四 「願い」

★★★

 ゲームはゲーム、アニメはアニメとわかってはいるのだけど…!
 やっぱり尺が足りない。魅音の告白や圭一の拷問シーンは綿流し編最大の山場だけに、もうちょっと時間をかけて欲しかった。『魅音』の『詩音』への憎悪、ギリギリの状況で「魅音は最高の親友だ!」と叫ぶ圭一の漢っぷり、その言葉で内にある鬼と葛藤する魅音…見どころが多いだけに残念だ。
 拷問部屋からの救出、ナイフでぐさー、詩音転落死、ベッドの下から魅音がうわぁぁぁの流れはかなり駆け足だった。鷹野さんも魅音も圭一が会う以前に死んでいたという衝撃事実も告げられ、もう一体何がなんだか。頭の中で一度整理しないとな。
 園崎姉妹は実は三つ子ということがない限り、死体が見つかった以上、『魅音』が死んでいたのは確かでしょう。ラストの血まみれ魅音は圭一の幻覚として、圭一を刺した魅音は…。
 このシーン、圭一が魅音に人形を渡そうとするのがカットされていて非常に残念でした。すべての発端でもあるのに。あとは拷問部屋での魅音の言葉に色々ヒントが隠されているかも。スタンガンはあの人のトレードマークだしな。
 改めて思ったことは、レナの推理は一見よくできているように見えて実は穴だらけだということ。どの要素も一つとして欠けてしまったら推理が成り立たないし、夕食が冷奴・醤油が切れている・園崎家で醤油のおすそ分け、という偶然が重なるのを待って梨花ちゃんを誘拐したとは思えない。大体二人暮らしをしているのに、梨花ちゃんが沙都子に行き先を告げていたのは予想外だったというのはありえないだろう。できすぎていて逆に怪しい。
 あ、梨花ちゃんといえば、死体のポケットに注射器が、というエピソードが語られていなかった。やっぱりアニメだけで推理するのは無理があるな…。
 次回からは祟殺し編。やっと沙都子に日の目が(かなりむごい形で)! イリーも3話以来の登場だ。楽しみ楽しみすべすべお肌〜♪