シムーン #09

第九話 「審問」

★★★

 審問に掛けられるも、コール・テンペストの存続が決定する話。
 ネヴィリルは仲間が死んだことがショックで引きこもっていたわけではなく、自分がシヴュラであることに疑問を感じ、それをずっと自問していたわけですか。そしてようやくその答えが出て吹っ切れたと。そう思うと、これまでの話はネヴィリルが主人公だったようにも思える。
 リ・マージョンは本来、死者を弔うための儀式だった。それを戦争に使っているというのは、なんか深いな…。敵を屠ると同時に、その死を弔っている、みたいな。喪服の殺し屋みたいなニュアンスがある。(いたか? そんな殺し屋)