ひぐらしのなく頃に #16

目明し編 其の壱 「初恋」

★★★

 「むぅ」のない悟史くんなんて…!
 というか声高ッ。だいぶイメージと違ったっていうか、なんで女性声優なんだよぅおうおう!! ララじゃねぇかイチジョー!(アクセントは「ジョ」に) 主要キャラも梨花ちゃんとか始めは違和感ありまくりだったけど、聞いていくうちにだんだん慣れた。でも悟史は無理だ…性別の壁は埋められない。
 葛西はGJ。立木さんGJ。グラサン+スーツ+ヒゲ+エプロン万歳。
 いきなりネタバレ全開のアバンから始まったひぐらし解。一応綿流し編の解答ということになるのかな。詩音視点で圭一が越してくる前、まだ悟史がいた頃の雛見沢および興宮が舞台。なんだけど…
 そうか、詩音はお色気担当だったのか。ベッドに寝転んだり風呂上りだったり、妙に狙ったカットが多かった。でも魅音と仲の良さそうなところは微笑ましい。
 あんまり悟史と絡むこともないまま、魅音になりすました詩音が学校に潜入。にーにーに頼ってばかりの沙都子にブチ切れる。さすが第二のKOOLと呼ばれた女。どう見ても沙都子が可哀相としか思えない八つ当たりっぷりだ。ホントはここに来るまで悟史とのきゅんきゅん☆エピソードがあって、沙都子に対する憎悪がじわじわ侵食していって、学校でのあの姿を見て激昂、という流れで、むしろ詩音に感情移入して沙都子に怒りを覚えるくらいなんだけども。
 それにしても、沙都子も詩音も軽々吹っ飛ぶなぁ。祟殺し編でツッコまれまくっていたのに。もしかして雛見沢症候群って、怪力になる病なんじゃなかろうか。
 『Thanks』とか『you』とか、原作の名曲はやっぱり使われないのかな…。