ガラスの仮面 #38

第38話 「ふたりの王女 後編」

★★★★☆

 『ふたりの王女』って、このネタだけで漫画1本描けるよなぁ…。
 2人の迫真の演技に、思わずこれが劇中劇だという事を忘れてしまいそうになりました。モノローグもまったくないので、劇の間、画面にいたのは本当にアルディスとオリゲルドだった。マヤの言っていた「舞台の上では別人」そのもの。
 世間の評判通り、亜弓さんのオリゲルドに魅入ってしまった。でもそれも月影先生の言う通り、マヤのアルディスという光あってこそなんだろうな。対決シーンではマヤも亜弓さんに決して負けてはいなかった。
 余談ですが…役者たちが別人になりきっている中、月影先生だけは月影先生のままでした。皇太后の台詞がマヤを指導している時と変わらない(笑)