デジモンセイバーズ #05〜10

第5話 「デジタルワールド突入! ドリモゲモンの罠」

★★★

 大のアニキとトーマ、和解編。
 というかトーマが大に感化されたというか。正反対の二人が力を合わせれば最強だぜというか。拳を突き合って仲直りの印、というのが男の子っぽくていいなぁ。デジタルワールドにはまたいつか行くことになるのでしょう。

第6話 「大・アグモン コンビ解消!? 疾風ガルルモン」

★★

 大のアニキとアグモンが絶交してまた仲直り。
 パートナーならやっぱり一度は仲違いしなければ。…なんだけど、もうこの話を持ってくるのか。「卵焼きを横取りされた」というショボイ原因がなんとも。個人的には拳で語り合って欲しかった。こういう時の喧嘩番長じゃなかったのか。

第7話 「トーマの休日 爆裂ボンバーナニモン」

★★★★

 トーマの華麗なる誕生日計画。
 スカした金持ちキャラは崩れてナンボ。未亡人に惚れ、知香に振り回されるトーマに笑った。今までで一番面白かったかも。もうメインヒロインはママさんでいいんじゃない? 知香の「可愛い」に赤くなるガオモンも可愛かった。コミカルに展開しつつ、トーマの家庭事情をさり気なく見せてくるのが上手い。

第8話 「ヨシノ玉の輿ゲット!? クリサリモンの影」

★★

 デジモン犯罪・淑乃編。
 ようやくメインヒロインがホントにメインだ〜。個人的にはサブヒロインというよりもむしろ攻略外キャラっぽいママさんと知香を落としたいところなんですが。デジモンで不正行為をしている幼馴染みを潜入捜査し、事件解決後は記憶を消去しなければならない。なかなか切ない話だったので、もっと掘り下げてくれてもよかったかな。

第9話 「トーマ栄光なき戦い 暗躍トゲモン」

★★★

 デジモン犯罪・トーマ編。
 結構ミステリの部分がしっかりしていて驚いた。アグモンが「ジッチャンの名にかけて!」とか言い出さないかとドキドキ。(言わねぇよ) 犯人は娘さんでした。清酒「微少年」にそこはかとないいかがわしさを感じつつ、今回も関係者の記憶を消さなければならないラストが物悲しくてよかったです。設定年齢を上げたせいか、わりとバトルよりドラマに比重が置かれているのもよい。

第10話 「マサル人生最悪の日 いたずらソウルモン」

★★★

「これは俺とタンカーのタイマン勝負だぜ!」 「馬鹿な!」
 ああ馬鹿だな…。大とトーマの掛け合いがいい感じになってきた。トーマ×大だよね? 知香の言った「大兄ちゃんなんて、道で滑って転んでぶつかって看板に当たって橋から落ちて車に追っかけられてタンカーに轢かれちゃえばいいのよ!」が現実となる恐ろしい話。もうメインヒロインは知香でいいんじゃない?
 人間の思念がデジモン犯罪を起こすということを、淑乃・トーマ・大と3話で見せてきた感じ。今までのシリーズにはなかった展開なので、これはちょっと楽しみだ。大の場合は兄妹愛が軸になっていたのもよかった。