ひぐらしのなく頃に #13

祟殺し編 其の五 「謝罪」

★★★

 謝罪って…原作ファンに?
 沙都子の着替えが早すぎてごめんさいって? それとも沙都子の胸がありすぎてごめんなさいって? はたまた肝心な時に作画が崩れてごめんなさいって?
 というのは冗談半分本気半分で、祟殺し編の肝である雛見沢大災害がばっさりカットされたのにはがっかりを通り越してびっくりした。なんのための5話構成なんだ。梨花ちゃんの出番が減るのは寂しいけど、これなら暇潰し編を削った方がよかったのでは。赤坂の声は気になるけどさ。
 吊り橋から落ちて*1目が覚めると異様な静けさ、鼻を突く腐乱臭、マスクを着けた自衛隊、校庭に並ぶ無数のズタ袋、その中身は…。村人は全滅、知人たちも次々と怪死を遂げ、被害者一覧が流れるえも言われぬ絶望感と喪失感。(ここのBGM、『lie-lies-lies-lie』が名曲でね) 本来なら助かることのなかった圭一がなぜか生き残り、記者の死を予言する不可解なインタビューカセットが残される。「俺如キニ祟リ殺サレルナ?」という台詞で祟殺し編という名前も生きてくるんだけどなー。
 まぁぐちぐち言っても仕方ないので(十分言ってますね、ごめんなさい)、気になる人は原作やるか漫画読むかドラマCD聴くかしてください。どれも面白怖いよ!
 今回、圭一にまったく感情移入させず、彼の行動を冷静に眺めることで、かえって推理がしやすくなったかもしれない。圭一が呪ったから人が死んでいったようにはとても見えないし、鉄平殺しを決意したあたりから少しおかしくなっていた様子が見て取れる。沙都子宅で突然暴れ出した時は、ゲージが溜まった瞬間必殺技を発動したがごとくの唐突さで、不謹慎にも笑ってしまったよ。

*1:アニメの吊り橋じゃ落ちる隙間がなくて、どうやって転落するんだろう…と思っていたら、ワンカットで宙に投げ出されている圭一。スルーしすぎで笑った。