ひぐらしのなく頃に #15

暇潰し編 其の弐 「兆し」

★★★

 暇潰し編が一番原作に忠実というのはどうなんだろう。
 ストーリー自体が短いからというのもあるけど、前後編で上手くまとまっていた。とりあえず押さえるべきポイントは押さえられていたと思う。問題は、アニメではまったく意味のないヒント提示だったということ(笑) いや笑えないんですが…うん、梨花ちゃんの特異性が伝わればそれでいいと思う。
 赤坂視点のこの話でも、雛見沢大災害が起こっている。しかし祟殺し編では行方不明になっていた大石さんが、ここではちゃんと生きている。気になるのは、梨花の予言で「沙都子の両親が崖から突き落とされる」とはっきり言っていたこと。原作では「不幸な事故とも言えるかもしれない」とも言っていたような気がするけど…人為的なものには間違いないらしい。
 建設大臣の孫誘拐事件自体は、皆殺し編以降をやらないのでやっぱりあまり意味のないことです。オヤシロさまの祟りと言われている事件には、雛見沢村よりももっと大きな組織が背後にいるのかもしれないということがわかれば、うん。ともあれ次回からは解答編。
 アニメロミックスのCMに笑った。たぶん携帯がないっていう点も、舞台が昭和58年である理由の一つなんだろうな。