牙-KIBA- #16

第16話 「悲劇の民」

★★★

 女の恨みは怖いわよ。
 レベッカ無事だった、よかった…とほっとしたのも束の間、どうやら完全に復讐の鬼と化してしまったご様子。笑顔が怖い、怖いよ。カルブ・フーの民を救いたいというのは建前で、本心はヒューへの復讐あるのみ。「ゼッドには貸しがある」と言いつつも、使える奴は使っとけくらいの感じなんだろう。黒い…!
 国政云々で助けることはできないというジーコ監督の言葉を無視し、グスマに同行するゼッドとロイア。いつぞや出てきたこの少年が生きていたのには驚きですが、張り切りすぎてえらい勢いで死亡フラグを立てています。しかしゼッドたちは毎度のことのようにロべスに説明を求めていたけど、他に大人の知り合いはいないのかね。
 ロイアの出生には何か秘密があるらしく、やっとヒロインらしい設定が出てきた。この世界の人間が卵から生まれるというのには驚き。ヒューがカルブ・フーを狙うのも、聖堂の卵が関係しているのだろうか。